日本酒の味の表現法

前の投稿では【日本酒の香りの表現】について書きましたが、香りがあれば当然味にも表現法は存在します。
ここでは日本酒の味を表現する言葉にはどのようなものがあるかを紹介させていただきます。
代表的な味の表現には以下のものがあげられます。
A.さっぱり
B.すっきり
C.さわやか
D.コクがある
E.ふくよか
F.まろやか
Aのさっぱりは、滑らかで淡い味わい。後味が重く残らない軽快な呑み口を表現します。
Bのすっきりは、淡麗辛口の軽い口当たりで料理の味を邪魔しないさまを表現しています。
Cのさわやかは、レモンやライムなど柑橘系や竹や青葉などを想起させるような、爽快な香り・酸味・清涼感などを併せ持つ表現です。
Dのコクがあるは、どっしりと重厚感があり、濃厚な旨味のあるお酒に使われる表現です。
Eのふくよかは、酒米の旨味が口の中で広がるような濃醇で豊かな味わいを表現しています。
Fのまろやかは、口当たりが柔らかめで、まろみがあり穏やかな呑み口の、熟成酒に多い特徴に用いられます。
味の表現も多種多様ですね。香りの表現と共に組み合わせて使い分けると、より一層細やかな伝達ができるかもしれません。