長野の地酒なら信州安曇野にある酒蔵大雪渓酒造

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日本酒あれこれ

瓶詰めされたお酒の状態を示す表記(無濾過・生酒・原酒など)

2021年02月10日
生酒 原酒 無濾過 生原酒

よくお酒売り場に行くと、常温で置かれている酒、冷蔵庫に入れられている酒とその保管方法の違いを目にすることがあると思います。

これは他の食品などと同じく、冷蔵管理が必要な商品とそうでないもので分けられていることが多く、そしてそれはラベルやPOPなどから判断することが出来ます。

冷蔵管理が必要な商品には《要冷蔵》の文字が表示され、常温管理が可能なものはこの表示はありません。では、どのような商品が冷蔵保存が必要となってくるのでしょうか。

ここではラベル表記から見る【瓶詰めされたお酒の状態とその酒質】の観点からも注目していこうと思います。

 

日本酒のラベルを見ると、「大吟醸」や「純米」など日本酒の分類の下に【生酒】【無濾過原酒】【生貯蔵酒】などの表記があるものを目にされたことは無いでしょうか?

これは“どのような状態で瓶詰めされたお酒であるか”を示しているのです。

それらの表示と説明を表したものが上記の表です。

一般的に常温棚に置かれている商品は、濾過をし、火入れをされて製品化されたものが多く、管理がしやすく長持ちする傾向があります。

逆に冷蔵庫に入れられている商品には【生酒】【生詰め酒】【無濾過生】といった商品が含まれ温度管理や遮光など保存に大変気を遣う部分が多いのですが、酒本来が持つ香りや甘味、フレッシュ感などを極力損なわずに瓶詰めされており、更なる日本酒の魅力に出会うこともできるのです。(要冷蔵という表示がないものでも、無濾過の表示があるものはそのより良い鮮度を保持するためにも冷蔵保存をおすすめします。)

 

当蔵では従来よりプレートヒーター式の火入れ法を行ってまいりましたが、昨今【パストライザ】と呼ばれる設備による瓶詰後の加熱冷却方式も導入し、より鮮度の高い状態を保ちつつ、常温でのお取り扱いを可能にした商品開発にも取り組んでおります。無濾過生原酒のまま瓶詰し、パストライザでの火入れを施した【無濾過原酒】などの商品も可能になり、よりお客様の日本酒の楽しみ方が広がっていただければとの思いで、今後も「やっぱり旨い!大雪渓」をお届けできるよう励んでまいります。