伝統的な酒造りがユネスコ世界無形文化遺産に登録されました!
2024年12月、「伝統的な技術の継承」や「地域に根差した酒造り」などの面から、日本酒造りの歴史的・文化的価値が評価され、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
《世界無形文化遺産とは》
有形の文化財を保護する世界遺産に対し、音楽・舞踏・まつりなど「無形の生きた文化」を保護する目的でユネスコにて登録される文化遺産を指します。2003年に「無形文化遺産保護条約」がユネスコで採択されました。
《日本の伝統的酒造りが登録に!》
日本酒造りは時代が進むにつれ、科学的な要素も多く関わるようになってまいりましたが、その基本的な製法の構造は昔と変わらず、米と水のみの原料を酵母や菌の力でアルコールに変える世界的にも珍しく、とても繊細な作業で醸し上げられるその技術は、現代も日本全国の地域に根差しています。
日本酒造りは古い歴史と共に、地域の文化や信仰などとも強く結びつき、製造上の気候や水質、米の質などで香味が変わるなど地域の特色を表す代表的な産物でもあることが評価され、世界無形文化遺産に登録に至ったものと思われます。
現在少しずつ、海外にも認知・評価されてきた日本酒が益々多くの方々に飲んでいただける機会が増える追い風になってもらったら、蔵元といたしましても感無量です。