金沢工業大学 尾関健二さんの研究で驚くべき日本酒の効果が実証されました!
金沢工業大学 バイオ・化学部 応用バイオ学科 尾関健二さんの研究室により、日本酒が肌に良い効果をもたらすという嬉しい研究結果が発表されました。
日本酒の旨味成分でもあるα-エチル-D-グルコシド(αEG)が皮膚真皮層のコラーゲン量を増やし肌にハリをもたらす効果があると実証されたものです。
〜以下、尾関研究室の発表の一部抜粋です〜
日本酒の特有の並行複発酵の結果、麹菌の酵素と酵母のアルコールにより生産するα-エチル-D-グルコシド(αEG)は角質細胞の荒れ肌改善効果がある。日本酒、焼酎、酒粕再発酵、みりんなどの発酵物にαEGを高含有する発酵法を開発した。0.001%αEGでも短時間でのヒト皮膚での水分蒸散抑制機能が高いことが分かった。また真皮層の線維芽細胞の細胞賦活効果が非常に薄い濃度(0.00001%)で認められ、コラーゲンの生産能力に影響がある新しい保湿機能が高いことを証明した。また線維芽細胞の増殖遺伝子とコラーゲンを生産する関連遺伝子にも非常に低濃度(0.000001%)で発現が誘導されることを報告した。吟醸酒粕の焼酎仕込で高含有法を開発し、蒸留残渣にαEGが生産でき、これまで廃棄処理された蒸留残渣からαEGを配合したシャンプー、石鹸などの日用品を開発に成功した(産学連携)。また現在焼酎蒸留残渣の廃棄物からαEGとその他の機能性物質に全活用する技術開発に成功した。最近αEGがヒトで飲用でも塗布でも真皮層のコラーゲン密度が高まることを学術的に証明し、これまで日本酒を多く飲用する杜氏、蔵人、力士の肌にハリがあると伝承的に言われてきたことが、αEGに起因することが分かった。
《金沢工業大学HPより》
日本酒を適量飲むことは、心にも体にもお肌にも良いとは、これはもう飲むしかありませんね(^^♪